パズル&ドラゴンズ』略して『パズドラ』はソーシャルゲームの一種とされています。何を今更と思う人もいるかもしれません。

パズドラは公式には「パズルRPG」というジャンルとされていますが、とくにコンピュータRPGにありがちな「冒険をする」という要素はないかもしれません。「ダンジョン」と呼ばれる "場所" をパズルを解くことによって探索してモンスターを倒して探索する、ということだけがRPGにありそうな要素かもしれません。しかし、ロールプレイングという名の通りの、誰かになりきって何か役割を演じるというものはまずないでしょう。

昔のソーシャルゲームとは?

一昔前、ソーシャルゲームといえば『怪盗ロワイヤル』が大ブレイクしていた時期があります。当時はガラケー (ガラパゴス携帯電話) がまだ主流の時代であり、怪盗ロワイヤルはスマートフォンにはまったく対応していませんでした。その『怪盗ロワイヤル』によってソーシャルゲームが注目され、しかも広告収入が「アイテム課金」を上回り、モバゲータウンを運営しているDeNAは何十億円もの売り上げを伸ばしたと言われています。これにより、怪盗ロワイヤルの影響を受けた類似のゲームが多数出現するようになりました。この影響に加え、携帯電話上で楽しむゲームとして、普段はゲームに興味がない人までがソーシャルゲームという新しいジャンルを楽しむようになりました。DeNAと同種のサービスを携帯電話で展開していたGREEも同じようなソーシャルゲームを作ってサービスを展開していきました。ゲーム業界もその売り上げに注目し、同じようなゲームを作る動きも出てきました。

その一方で、RMTガチャなど課金にまつわるトラブルも浮上し社会問題にもなりました。

怪盗ロワイヤル?

ソーシャルゲームの代表格とされていた有名な『怪盗ロワイヤル』のようなゲームは他のプレイヤーとの対戦することによってお宝を盗んでコンプ (コンプリート) すると報酬が貰えるというものでした。

そのお宝をコンプするためには必ず誰か他のプレイヤーと対戦しなければなりませんでした。それが相手の行動を予測して興奮するものだったのですが、自分の手下に武器と防具を装備し、相手の攻撃力と防御要員数から、相手の防御力を推測して、その防御力に近い数字になるように攻撃要員数を調整して相手に攻撃を仕掛けて、自分の攻撃力が相手の防御力により近い値のときに勝利して相手のお宝を盗めるというものでした。

攻撃を受けると防御要員数の手下が減り、攻撃をすると攻撃要員数の手下が減り、1分につき一人が回復するというものでした。

この攻撃力と防御力を高めるために、武器と防具をゲーム内のお金で購入できるのですが、それでも我慢できない場合は、リアルマネー、つまり課金によって武器と防具を購入することが出来ました。

しかしこれらの武器防具は、使用回数が決められており、30回か60回攻撃に使用すると壊れるという仕様でした。そんな武器防具が、ひとつにつき100円から数千円で売られているわけです。

しかも手下の数だけ「武器」「防具」、そして「乗り物」を購入する必要があるため、攻撃手下、防御手下の人数分だけ数千円の武器防具乗り物を購入しなければ、中途半端に課金しても他のプレイヤーに勝つことは難しいものです。

その結果、手下が100人いれば、1000円の武器を購入したとしてもそれを100個、つまり10万円つぎ込まなければ、他のプレイヤーに勝てないか可能性もありうるわけです。

さらに武器、防具、乗り物と3つのカテゴリがあるため、結局30万円もつぎ込むことになっていたわけです。

他のプレイヤーと対戦するためにそれだけの大金をつぎ込むわけですが、相手も同じことを考えると、お互いにエスカレートして課金合戦となるわけです。まるで運営会社が死の商人に見えてしまうほど激しい課金合戦も引き起こすことが可能でした。そのため毎月3万円から10万円つぎ込まなければまともに楽しめないゲームと言われることもありました。

しかも一度課金するとパチンコのように中毒になり、課金がとまらないとも言われていました。この話を初めて聞いた方、とくにPCゲームで月5000円程度の月額制のオンラインゲームをやったことがある方には、信じられない理解し難い話かもしれません。

社会問題になったこともある

このようなことに加えて、RMTによる詐欺事件で20万円をYahoo!オークションで騙し取られたという話や、100円のガチャに10万円近く課金しても当たりがでないという、現実世界に存在するガチャでは考えられないものもありました。そのため、親が知らないうちに、子供が携帯電話で何万もの課金をして驚愕したという話もありました。テレビCMでは「無料」と謳っていたのに、実はとんでもない大金をしないと楽しめないゲームだったということが、一時期、世間からの評判を悪くすることもありました。

カード型のソーシャルゲームの登場

それから、『怪盗ロワイヤル』のシステムの流れを汲みつつ、カードを集めて、カードを合成してデッキを組んでストーリーを進めたり、他のプレイヤーと対戦をするタイプのゲームも登場しました。そのから怪盗ロワイヤルのようなハラハラドキドキする一方でお宝を盗まれることで心臓を痛めてしまう心配も徐々に改良されていくようになったようです。

それでは、パズドラもとんでもないゲームなのでは?

では、パズドラもとんでもないゲームなのでは? と思うかもしれません。パズドラでは怪盗ロワイヤルの時代にあったような負の要素がほぼすべて消えました。

他のプレイヤーと対戦する必要はありません。むしろ、対戦することができません。 何回も使うと壊れるような課金アイテムはありません。 壊すのは、合成という方法やモンスター売却を能動的に行ったときに発生しますが、基本的にはモンスターを成長させることができるのでほぼプラスに作用します。

課金アイテムは1個およそ100円の魔法石ひとつのみです。 この魔法石でレアガチャを回したりモンスターBOXを拡張したりすることができます。 ガチャも、未成年者が大当たりが出るまで回すことを煽るような文言も避けるように注意事項が記載され、未成年者は魔法石の支払いに利用できる毎月の金額の上限が定められています。

とにかく、今までソーシャルゲームの負の側面や悪いニュースを聞いて何か疑問や不安を抱いてしまった方は、 まずは魔法石を一切買わずにプレイしてみれば、昔のソーシャルゲームと比較しても負の側面がほとんどないことがわかります!

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